吉田山田「日々」は、NHK「みんなの歌」でも放送され、世代を超えて大きな感動を呼びました。
この曲は、ある老夫婦が共に歩んだ生涯と、不器用ながらも深い夫婦の絆を描いた感動的なストーリーソングです。
ヴォーカルの山田さんの描く心温まるアニメーションと、吉田さんの紡ぐ優しいメロディが、歌詞の世界観をさらに引き立てています。
吉田山田「日々」人生のドラマ
ある時、NHK「みんなのうた」からの書き下ろしオファーを受けたのですが、テーマや内容の指定は一切なかったそうで、何曲も試作して悩んだようです。
そこで、山田さんがふと思い出したのが、幼い頃にとてもお世話になった近所の老夫婦の姿でした。
「今頃どうしているかなあ。」と想像を膨らませ、ポロポロと言葉をつむいでいったことで、この物語が生まれました。
(引用元:ORICON MUSIC)
この歌詞のほとんどは、ヴォーカルの山田さんが実際に見た景色なのですが、山田さんの独特の感性でキャッチした想いだけを忠実に曲にしています。
そこで、言葉にできない気持ちがたくさんあって、作りながら泣いてしまったとか。
長年連れ添ったおじいちゃんおばあちゃんは、そこにいるだけでこれまでの人生を語っている感じがあって、目を合わせずに会話したり、オイって呼ぶところなど、2人の間にできた2人だけの世界を感じます。
曲ができた頃におばあちゃんに会いに行ったところ、じいちゃんはもう亡くなっていたようですが、おじいちゃんの毎日の介護は大変だったようです。
そんなおばあちゃんに、おじいちゃんを「愛していたんだね」って聞いたら、「愛してはいなかった」と答えたそうです。
現実ってそういうものなのかもしれませんね。
大変な介護を最後までこなしたのですから、全く愛がなかったかというと、決してそうではないと思います。
その気持ちを愛と呼ぶのか、情と呼ぶのか、本人にしかわかりませんが、長年連れ添った2人の間には愛とは表現しない、でも他人には理解し得ない何かしらの気持ちがあったのは間違いないのではないでしょうか。
歌詞の最後に「ありがとう」って入れようかと思ったけど、入れませんでした。それにより、よりリアルな2人の関係が描けたのではないかと思います。
実際に、最後に感謝を伝えたのかもしれないし、伝えられなかったのかのしれない。
もしかしたら伝えなくてもいいと思ったかもしれない。
本当のところはわかりませんが、周りの勝手な思い入れがない方が確かにリアルですね。
「日々」歌詞の意味
吉田山田「日々」は、長年連れ添った老夫婦の何気ない日常と、深い愛情を描いた楽曲です。
若いころの燃え上がるような恋だけではなく、老いてからもお互いを思いやりながら、共に時間を重ねていくことの素晴らしさを伝えています。
歌詞には、おじいさんとおばあさんの若い頃の出会いから始まり、一緒に笑ったり、時には言い争ったりする姿が描かれています。
おじいさんは口下手で照れ屋、おばあさんは涙もろいようです。
お互いに素直になれず、喧嘩ばかりの不器用な日々、言葉は少なくても、2人で手を取り、困難を乗り越えてきました。
表現からも、決して平坦な人生ではなかったことがわかります。
きっとお二人は、言葉はなくともお互いを理解し、2人の当たり前の世界を築き上げたのでしょうね。
ただ過ぎていく日常は、特別なものではなかったかもしれませんが、年を重ねて行くにつれ、かけがえのないものになっていくのだと思います。
それに気付いていてもそれをあえて口にすることはなく、心では理解している…そんな状況なんだろうなと感じました。
派手な出来事ではなく、一緒に食事をしたり散歩をしたりする当たり前の毎日こそが1番の幸せであるという意味が込められています。
終盤では、おじいさんが先に静かに旅立ちます。
おばあさんは1人残されますが、おじいさんが残した決して器用ではない愛を感じていたと思います。
夫婦の片方が先にいなくなってしまうかもしれないという、人生の終わりや別れの寂しさもこの歌詞で表現されています。
だからこそ、「今、隣にいる人や大切な人との時間を大切に生きてほしい」というメッセージが強く伝わってくる曲ですね。
吉田山田「日々」泣ける
NHK「みんなのうた」で放送直後から、SNSなどで‘泣ける歌’と話題になりました。
多くのファンから、自分の両親と重なる、自分たちの夫婦生活と同じだという声が寄せられたようで、世代を問わず、多くの人の心に届いていました。
老夫婦の何気ない日常を綴り、世代を超えて感動の声を呼びました。
決して派手な出来事ではなく、ハッピーエンドでもない、ただ一緒に食事をしたり散歩をしたりする当たり前の毎日こそが1番の幸せであるという意味が込められています。
吉田山田「日々」まとめ
吉田山田の「日々」は、ある老夫婦が長年共に歩んだ生涯と、不器用ながらも深い夫婦の絆を描いた感動的な物語を描いた曲でした。
決して平坦な人生ではなかったと思いますが、言葉はなくともお互いを理解し、2人の当たり前の世界を築き上げた老夫婦の情景が想像できる、とても心温まる曲だと思いました。
ただ過ぎていく日常は、特別なものではなかったかもしれませんが、年を重ねて行くにつれ、2人のかけがえのないものになっていくのだと思います。
それを感じていても、あえて言葉にすることもなく、感情を乱すこともなく、心で理解しているという感じが伝わってきました。
伝えたくても伝えられなくなってしまう時がいつ訪れるかわかりません。
その前に、あえて口に出して伝えておくのも素敵だと思います。
皆さんならどうしますか。
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