槇原敬之さんの『MILK』は、1993年10月発売のアルバム「SELF PORTRAIT」に収録されています。
辛い過去を持つ主人公が、もう1人の自分に「泣けばいいよ」と優しく抱きしめられ、過去の傷を癒していく姿を描いた名曲です。
この曲は、槇原敬之(通称マッキー)のファンでなければ知られていない曲かもしれません。
私の大好きなおすすめの曲です。
槙原敬之 MILK に込められた意味
私は若い頃、この歌に救われました。
とても穏やかで落ち着いたメロディと、日常的でイメージしやすい歌詞で、聴いていて心が穏やかになります。
この曲は、単に友達について書いたのではなく、もう1人の自分が自分に対して慰めてくれるという設定で書いたと語っています。
弱さに負けそうな自分と向き合い、今の自分を受け入れることが自分を救い変えていくというメッセージに感じました。
この曲の歌詞の中には、「温かいミルクをくれた笑顔」というフレーズが登場します。
このミルクは、傷ついた少年(過去の自分)を包み込むような「無条件の愛」や「心の栄養」の象徴として描かれています。
落ち込んでいる時などに、大切な人から温かい言葉や温かい飲み物をもらうと安心しますよね。
一時期は曲が書けなくなって苦しんでいた槇原さん…
このMILKという楽曲の制作を通じて音楽的にも精神的にも復活を遂げました。
本人にとっても非常に重要な転機となった楽曲です。
マッキー MILK 歌詞の考察
MILKの歌って、とても優しいんですよね。
まず、冒頭の歌詞では、誰もが抱える劣等感を表しています。
人は辛い時、うまくいかない時に、完璧でない自分、自信のない自分を責めがちです。
でも、この曲は「ダメな自分を隠す」のではなく、「これが自分なんだ」と認め、受け入れること…
それにより救われる、変わることができると伝えています。
ダメだと思ってしまうのは、誰かと比べてしまうからですよね。
人と比べる必要はありません、比べるのは昨日の自分です…私もっ耳にタコができるほど言われました。
この曲では、槇原さんがスランプで苦しみ、自分の行動を反省した実体験が、リアルな自己否定と受容の歌詞に繋がっています。
夜中に訪ねて行った友達は、現実での親友であると思われます。
でももしかしたら、客観的に自分を見つめ直すもう1人の自分なのかもしれません。
そして温かいミルクは、あえてアルコールではなくミルクです。
ミルクは、子供の頃を思い出す安心感や愛情の象徴とも言えます。
温かいミルクという表現が、冷え切った体を温めてくれたり、気持ちが緩むようなイメージ感じさせます。
そしていつもの公園の変わらぬ景色。
落ち込んだり、取り残されたような感じがしていても、ここには自分を包んでくれる世界がある…
そして自分に戻ることができると気づくことができました。
自分に戻る時、静かに心を落ち着ける場所、安心できる空間、好きなアイテムなど自分を大切にできる条件が揃っているといいですね。
また明日から、頑張ろうという活力を取り戻します。
槇原敬之「マッキー」ってどんな人?
槇原敬之(まきはらのりゆき):1969年5月18日まれ。大阪出身。
1990年10月デビューし、1991年「どんなときも」で自身初のミリオンセラーを達成しました。
「世界に一つだけの花」など、他のアーティストへの楽曲提供、CMやテレビ番組への書き下ろし多数。
自身での作詞作曲やアレンジもこなします。
歌手になったきっかけは、保育園の先生が弾いたピアノに憧れたことで習い始め、13歳ころから曲を作り始めました。
時間をかけて歌詞を書き、それからピアノで音を探しながら作曲していきます。
「イケメンではなかったので、恋愛に関してはナイーブな歌詞が多かったかもしれません。人の恋愛の話も参考にしています。」と本人は言います。
(引用元:グロー公式サイト)
確かにイケメンではないのは否定できないかもしれませんが…
でも、こんな素敵な歌が作れる方ですから、心はピュアで優しくて、感性が豊かだと思います。
槇原敬之「MILK」まとめ
槇原敬之「MILK」は、失恋ソングや男友達の友情ソングではありませんでした。
弱さに負けそうな自分と向き合い、受け入れて変わっていく心の内側を描いたものでしょう。
完璧じゃない自分でも、ここにいていいんだ…
疲れたら一旦立ち止まって、ダメな自分を温めてあげていいんだ…
と優しく語りかけてくれる、自分を癒す歌でした。
槇原さんの楽曲には、とても心を読んでくれている歌や励まされる歌が多く、とても癒されます。
アルバムの中には、MILKのようにひっそりと光る素敵な楽曲も多数収録されています。
MILKを好きだと思っている方は、きっとマッキーマニアですね。
ぜひこのたくさんの歌を聴いて、何が心がほっとする感覚を感じると共に、マッキーマニアになってくださいね。

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