浜田省吾さんの代表曲「もうひとつの土曜日」は、報われない恋に苦しむ女性を、別の男性が静かにそして一途に愛し救い出そうとする姿を描いた純愛ソングです。
終わってしまった恋ではなく、終われなくて苦しい恋を歌った歌なんです。
浜田省吾「もうひとつの土曜日」曲を深掘り
この曲は、1986年にリリースされました。
都会で生きる女性の孤独で報われない恋や切なさを歌っています。
冒頭から、恋人の電話を待ち続けて涙する女性の様子が描かれています。
平日は人並みと夕暮れの電車にゆられてアパートに帰る日々。
その疲れを忘れさせてくれるのが、週末の彼との限られた時間です。
週末のわずかな時間をつなぎ合わせて生きているからこそ、寂しさを消し去ることができません。
幸せと孤独や寂しさが隣り合わせですね。
会えた時は本当に束の間の幸せだと思いますが、なかなか満たれず寂しさの方が大きい状態でしょうね…辛いですよね。
浜田さんは不倫の歌を意図したとは語っていませんが、そう受け取ることもできそうですよね。
歌詞は、短編小説や映画のワンシーンのように映像的で、聴いていると、自然とその場にいるような感覚に引き込まれます。
そして、語り手の「俺」の存在です。
彼は女性を深く思いながらも「君を裁こうとするその心が俺を傷つけてしまう」という複雑な心情です。
ただの優しい慰め役ではなく、「好きだけど自分も苦しい」…
(引用元:Sound Journey)
大切に思う女性を慰めるということは、その恋は叶わないと伝えるようなもの。
それは彼女を傷つけることになる…そしてその行動は自分をも傷つけることになるという葛藤に苦しんでいるようです。
最後は、「この夜は俺にくれ」とオンボロ車で海に行き、指輪を差し出して「この心を受け取ってほしい」と思いを伝えるのです。
やっぱり伝えたいですよね。
愛される方が幸せになれると思いますが、人によっては自分が愛する人と一緒になりたいとこだわる人もいますから、正解とかはありませんが、この「俺」と一緒になるのは幸せな感じがします…
報われない思いの中に、ささやかながらも希望の光を見出そうとする姿は、多くの人の共感を呼びました。
「もうひとつの土曜日」歌詞の意味
この曲の誕生背景について、浜田さんはインタビューで語っています。
1980年代半ば、当時のマネージャーの結婚式で彼が号泣していた姿を見て、「そこまで誰かを強く愛し、失うことを恐れる感情はどういうものか」と深く考えさせられたことが創作の大きなきっかけとか。
この楽曲のテーマは男女の三角関係が背景にありながらも、「大人のピュアな恋愛」を描いたラブバラードです。
傷ついている女性に対して、「彼を忘れて新しい一歩を踏み出そう」と優しく包み込む男性の心情を繊細に表現しています。
きっと、一途にこんなにも誰かを愛し、辛くても耐え、さらには失うことへの恐怖も抱えて涙している…そんな強さがどこから生まれるのか、なぜそんなに強くいられるのかという気持ちですよね。
でも、恋って強くなれますよね。
辛くても小さなことで大きな喜びも感じられるし、小さな幸せがあれば困難も乗り越えられる…そう思います。
浜田省吾 の現在
浜田さんは、メディアへの露出が極めて少ないアーティストとして知られています。
2026年は、ソロデビュー50周年の大きな節目を迎えました。
1980年に、海外でのトップミュージシャンとのセッションを経て、それまで「歌詞が先に飛び込んでくる」彼のスタイルから、「言葉に音が追いついた」という強い手応えを得て、自身の目指すロックの骨格を確立しました。
今までは、アメリカンロックが再現できず、フォークやポップス寄りのおとなしい音楽にまとまっていたので、歌詞が引き立っていたのですが、ようやく歌詞に対して100%の力で鳴らせるロックサウンドを確立したってことですね。
また、浜田さんは、どのアーティストや人に対して、適度な距離を置いてお付き合いすることを心がけているようです。
あまり近くなりすぎると嫌な部分が見えてきそうで…それが嫌。
ツアーのリハーサルは見ないし、セトリもあんまり見ない。純粋に音楽ファンとして見た方がいいから、初日にファンの皆さんと一緒に、客席から見せてもらうスタンス。
(引用元:THE FIRST TIMES)
そんな適度な距離感があったから、長い間関係者とも良好な関係で歩んでこられたのでしょうね。
言った方がいいことや言わなくていいことなど、それぞれの視点からお互いの程よい距離感を理解しているということですね。
大人の関係なんだと思います。
浜田省吾「もうひとつの土曜日」まとめ
「もうひとつの土曜日」は、ただのバラードではなく、誰もが心の奥に持つ「報われない思い」と「それでも誰かを思い続ける強さ」を歌った時代を超えたラブソングでした。
人は、誰かに支えられながら生きています。
決して1人では生きていくことができないでしょうね。
私は、人に頼ったり、力を貸してもらう人生、いいと思います。
お互い様です。
皆さんにも報われない恋の経験があると思いますので、歌詞を考えながらこの曲を聴いてみると、もっと深く理解できるのではないでしょうか。
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